<紅葉>鳥海山(ちょうかいさん)「東百28」2017.9.16

麓より鳥海山全景

共通情報

所在地:山形県飽海郡遊佐町吹浦 ”東北地方標高No.2、日本百名山が一座”

・アクセス:ナビ通りでたどり着く事ができます。圧倒的な人気山の為、早朝で無ければ登山口付近に駐車出来ない可能性が大です。止む無く路肩に止める時は、邪魔にならない配慮をしましょう。

・歩行ルート:滝ノ小屋登山口からのピストン

・登山道状態:明瞭で良く整備されています。山頂(新山)付近の岩場がやや険しく注意が必要です。時期により雪渓もあり。

コースタイム:約9時間

・管理人歩行時間:約7.5時間 8:40登山口発 – 11:50山頂(七高山) – 13:00山頂(新山)-16:00登山口着

注意ポイント

危険ポイント有<雪渓><道迷い><岩場>

歩行距離・時間がかなり長い

  • 東北No.2の高峰は伊達ではありません。大きな危険個所はありませんが、登りが長く体力と時間を要します。体調を整えると共に、食料・水の準備と時間的余裕はしっかりと持ちましょう。
  • 岩場と時期により雪渓歩きがあります。晴れている時は明瞭な登山道ですが、ガスで覆われている時にはコースを外れない様に注意が必要です。
  • 山頂付近は人が多い割に狭く、狭い岩場渡りがあります。お互いが安全に動けるように、気を配り合いましょう。
  • 2000m越えの高鋒ですので、天候次第で夏でも寒くなります。衣類による防寒対策に加えて、疲れ切っている所に悪天候等が重なると、危険ですので潔い撤退の判断も大切です。

管理人感想

文句なしの名峰!素晴らしい景色と体験ができますが、時期&天候選びは注意

たか
たか

素晴らしい景色と達成感に大感動!・・も

下山後は足ががくがくで、疲れました💦

単独初高峰は”何とか”クリアかな

 単独登山を始めて、最初の長距離・長時間・高所の挑戦は鳥海山を選びました。人が沢山登っているという事の安心感&登山道の整備度と、一目でわかるカッコよさが理由です。

 心の底から自分で山に登るのは楽しい、と感じたのは実は鳥海山の様に思います。しかも、下山後がくがくの足で宿の温泉に浸かっていた時にしみじみと感じましたね(笑)。山頂の水平部分にたどり着くのがとにかくきつく、心配症の性から大量の水(6kg位)を抱えた事で難儀しました。(新山麓の山荘辺りで足がつりそうに、、、)這う這うの体での下山でしたが、それでも何度も振り返って写真をパシャパシャする位に楽しい山行でした。

山行写真集

※気温差によりレンズ結露して、一部曇っています(泣)。当時は気にする余裕もありませんでした😅しかも変な補正が入っていたようで、色合いが時々妙に鮮やか、、

登山口、到着時点で車がいっぱいで路駐となりました。そして路駐の車もたくさん、、大人気です。
メインルートは西から鳥海湖を経由するルートですが、心配なので最短ルートの南ルートを選択しました。
滝の小屋から暫くは比較的緩やかな傾斜を登ります。ガスが多いですが既に日本海を拝める素晴らしい景色が見えます。
景色に癒されながら、登っていきます。
河原宿に到着、トイレがありますが山小屋としては開かれていませんでした。
今はあまり使われていない感じでした。

・ここからが本番、というより体力的に最大の難所の登りが始まります。岩場&雪渓歩きでガス有、、、

ここからが体力的に最大の難所の登りが始まります。岩場&雪渓歩きでガス有
道迷いのリスクもありますのできちんとマーキングを辿って行きましょう。
最初は雪渓の脇を登っていきます。
そして雪渓渡り。この辺りが道としては一番大変です。慎重に。
雪渓を渡り終えると、明瞭な登山道になっていきます。
急登&急登で息がきれますが、淡々と登っていきましょう。
休み休み登っていくと、雲の上から景色が見え始めました。
雲の上に来た事がわかる、素晴らしい景色です!
そして山頂も見えてきました。
急登が終わる分岐点に到着!疲れました、、、、
ここで大休止です。同じように休まれている方が大勢いらっしゃいました。
クタクタでしたが、ここから道が緩くなる共にガスも晴れて山頂付近がクリアになり、元気が湧いてきました!
稜線を歩いて七高山に向かいます。景色は最高!
登りはありますが、目的地が見えており短いので気になりません!
恐らく分岐の看板ですが全く読めません、、
七高山の山頂は切り立った先端部分にあります。傍から見ると、少し怖いですがあっさりたどり着けます。
とっても立派な標柱がありました。
この切れた崖(?)が凄い景色を作っています。そして、この谷を越えないと新山にはたどり付けません😅
実質はそれほど長くありませんが、疲れている体には堪える登り返しです。
下りはあっという間ですが、、
帰りの登りがちょっと憂鬱ですねぇ
そして対岸(?)に到着!山荘とお宮があり、トイレが利用できます。ここに荷物をデポして登る方も多い様です。
立派な表示板もあり。両県で書かれている所が優しいですね。
とても立派石積み&小屋があります。
新山まで短い登りですが、見た目通りの岩場道になり足場に注意が必要です。人も多くすれ違いにも気を遣います。
この岩々風景も独特ですよね。ルートを見失う可能性もあるので、油断はしないように。
そして遂に山頂到着!足場がとても狭いので、人が多い時は写真撮影は手早く。休憩するのも山荘が現実的でしょう。
明確には分かりませんでしたが、山頂へのルートの一部は一方通行の様な書き方でした。
胎内くぐりもありました。
山荘に戻ってから、また対岸(?)に渡ります。登りが堪える、、、、

・登りで撮り忘れていた、行者岳の看板。意外とあっさりでした。

ゆっくりと下山しつつ登りで撮り忘れていた、行者岳の看板をぱしゃり。
高所にいる!感が凄い景色です。そして、山裾が凄く広い事が良く分かります。
そして登りで苦戦した急登の紅葉。下りでは気分の余裕がありますね(笑)
よくあそこまで登れたものです、、、この辺りでもう足ががくがく。躓き放題でした。
休憩がてら、周辺の写真を一通り撮って下山しました。疲れたーー
最後まで油断せずに、、
下山後のラストの振り返り一枚。

以上