<紅葉・立入不可>虎毛山(とらげやま)「東百26」 2021.10.9

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所在地:秋田県湯沢市皆瀬 ”栗駒国定公園”

・アクセス:登山口までナビに従って問題なくアクセス可能です。国道の途中から側道に降りて、暫く走った先です。

・歩行ルート:登山口からのピストン

・登山道状態:管理人の登頂時点では、登山道の豪雨による崩壊の復旧目途立たずで町として立入禁止、有志(?)による仮復旧で自己責任で登るという状態でしたが、2023年の本稿執筆では復旧工事も始まり本格的に立入禁止となっています。

・コースタイム:6時間

・管理人歩行時間:約4.5時間 7:50登山口発 – 10:30山頂(虎毛山) – 12:10登山口着

注意ポイント

登山道の崩落と復旧工事による立入禁止の可能性が大

明確に危険ポイントあり<登山道崩落><藪化><痩せ尾根>

歩行時間・距離共にやや長め

  • 登山道の復旧工事中で立入不可の可能性が大です。登頂を検討されている方は役場に確認しましょう。当時泥湯三山方面からの縦走(高松岳 – 虎毛山)も検討しましたが、高松岳自体酷い藪状態で距離も長く非現実的と判断しました
  • 完全立入禁止前の仮復旧状態では、川沿いの登山道が崩壊しており、浅瀬を歩く格好になります
  • 川そばの崩壊地点手前は登山道がやや藪化傾向でした
  • 尾根に出てからの分岐点以降の水平道が狭く切れ落ちており、一部滑落の危険があります。木の根に足を取られやす場所でもありますので慎重な行動が必要です。

管理人感想

現状では立入禁止。登山道の復旧を待ちましょう(復旧工事は力が入っています)

たか
たか

登頂当時は何とか登れていましたが、安全とは言い難いです

日本一の虎の山、復旧を願うばかりです

 東北百名山の秋田編で一番最後に残った山でした。理由は上述の通り、登山道の崩壊です。日本一の虎の山という事でも有名ですので、復旧後にゆっくり登りたかったのですが”復旧の見通し無し”の告知が変わる事がありませんでした。

 登頂時点で林道の復旧は進んでいる様子でしたので、登山道もその内復旧すると思います。崩壊後にそのまま自然に帰る山も多い中で、町(国?)も力を入れてくれている事が分かります。今は我慢で暫く待ちましょう。復旧見込みを出して貰えると、無理に登頂する人も減るとは思うのですが。山そのものは紅葉もあって素晴らしく、川そばの崩壊部と尾根の切れ落ちた部分以外は良く整備されて、大変素敵な山でした。

山行写真集

登山道入り口、復旧工事の車がありました。結構大規模に復旧工事中の様です。
復旧道路の脇に標識もきちんとあります。雲上のオアシスとはなかなかのコピーですね。
登山道に入る手前までは、写真の様にかなり復旧されていました。
登山道に入ると藪がちになります。すれ違った方は藪が心配なので引き返したと話されていました。踏み跡だけを辿るとか道迷いリスク、までは行かないですが葉をこすりながら歩く所があります。
登山道の崩壊個所、増水時は危険かと思います。一部迂回道も作られていましたが、険しいです。
トラバース気味に傾斜地を歩くか、川脇のじゃぶじゃぶ行くか、、
登りに取り付く手前の渡河点、応急の橋とロープが張られていました。感謝です!ちょっと怖いですが、、
橋を渡った先の登りへの取り付き地点に立派な案内図がありました。
登りに入ると普通の登山道になります。若干狭いですが、特に問題なし。
夫婦桧 なかなか登りで息が切れます。
分岐点、高松岳から見た時のイメージ通り11.5kmは管理人には厳しすぎですね、、ここから暫く水平ですが足元要注意ポイントが続きます。
山頂が見えてきて、テンション上がりますが足元危険です!ゆっくりと。
切れている個所がいくつもあります。足を引っかけやすい上に見えにくく、麓の崩壊地より余程緊張状態でした。
最後の登りを登り切れば、山頂です!立派な小屋と湿原が広がっています。残念ながらガスの中でしたが、、、
晴れていれば、天上の楽園!と呼べる場所だと思います。
こればっかりは仕方なしですねぇ
山頂の標柱も新しくて立派でした。流石日本一!
小屋の中は阪神ファンの願掛けグッズがいっぱいでした。早く登山道が復旧する事を祈っています。

以上